ユニットバスの選び方

浴室は高齢者だけでなく、家族の誰にとっても安全な作りになっていることが大切です。
最近のシステムバスはバリアフリー仕様が一般的になっています。

例えば、洗面室との床面の段差は小さく、床面には滑りにくい模様を施し、浴槽や洗い場周辺には手すりが設置されています。
浴槽のまたぎの高さは42cm前後と低めで、一度座ってから浴槽に出入りできるように縁が広くとられています。
半身浴のために、内部に一段高い座れる部分を設けた浴槽もあります。

また、洗い場にベンチを設けたプランは非常に入浴がしやすく、温度差を解消するため冷たさを感じにくい床材を採用しているので、専用の床暖房を設置できる商品となっています。

浴槽を保温材で覆った「保温浴槽」は冬場でもお湯の温度が下がりにくく、家族で入浴時間が違う場合には、追い炊きによる光熱費も抑えることができます。
さらに、浴室全体を保温材で覆った「保温浴室」は、洗い場も暖かく人気です。

掃除の手間を考えると、清掃のしやすさも重要なポイントとなってきます。
排水口は1カ所で髪の毛などを除きやすく、床は特殊な表面形状により水はけがよく乾きやすいです。
壁はパネル状で、スポンジで拭くだけできれいになるのが標準的な仕様となっています。